Apple Beta Software Program開始。iOS9βを導入してみました。
tadatchi
秋にリリースされるiOS9とOS X El Capitanのパブリックベータテストが開始されました。
ベータ版はいままで、Appleのデベロッパプログラム(有料)に登録しているメンバーにのみ提供されていましたが、今回は広く情報を集めようという目論見なのかと思われます。
https://beta.apple.com/sp/ja/betaprogram/
デベロッパプログラムに参加してiOS7βを使って重たい思いをしたり、リリースされたばかりのiOSを速攻で適用して致命的な不具合で悲しい思いをしたりして、もう怖いものはない私はさっそくiOS9を導入してみることにしました。
AppleIDさえあれば誰でも参加できますが、あくまでベータテストのための提供なので、Appleに情報提供するためのアプリが特別に表示されます。
利用したいデバイスが紐付いているAppleIDでログインしましょう。利用登録ができます。
利用するにあたって注意すべき3つの点はこちら。
・(当然と言えば当然ですが)テスト用であり、正式版ではないので、不具合が発生する可能性がある。
どんなにサポートがしっかりしているアプリでも正式リリース前のバージョンでの動作を保証しているものは珍しいです。大抵のアプリは動作しますが、使用頻度が高い愛用のアプリが動作しなくなるかもしれないことを留意してください。
・必ずバックアップを作成する。
iTunesでもiCloudでもいいですが、完全なバックアップを作成しておきましょう。
元のバージョン戻す必要が出てきたとき、バックアップが正しく残っていないと、いままでのデータが吹っ飛びます。
https://support.apple.com/ja-jp/HT203282#archive
Apple公式でiOS9からiOS8に戻す方法が説明されていますが、自信のない方は踏みとどまった方がいいかもしれません。
実際問題みんなが守っているかは別として、β版はAppleの機密情報にあたるので、安易にインターネット等で内容をシェアすると問題視されるリスクがあります。規約を熟読すると、「Appleが公に開示した情報は機密にあたらない」といった記述もあるので、どこまでがNGなのか線引きが難しいところでもありますが、留意しておきましょう。
ログインして、規約に同意したら、ここからはiPhoneでの作業に移ります。

iPhoneから、先ほどのページ(https://beta.apple.com/sp/ja/betaprogram/)を開くと、プロファイルを導入するボタンが登場します。

どこに導入するか聞いてきます。今回はiOSが目当てなのでiPhoneを選択。

右上のインストールをタップ。

再起動を要求してくるので指示に従って再起動。

改めて、設定からソフトウェアアップデートを選択すると、OTAでiOS9ベータが利用できるようになりました。

ダウンロードするのに時間がかかったので寝てしまいました。笑
おきてみると準備ができたよーと言っていたので、あとは適用しておしまい。

これでできあがり。最新版のiOS9が手元のiPhoneに反映されました。
いつも使うアプリは一通り動いたので問題はなし。
ただ、サクサク動く感はこれからよくなるのでしょうが、まだiOS8.4の方が安心感があります。
開発者の方や、もの好きなマニア以外はわざわざ導入しなくてもいいのかなぁなんて思いますが、興味と勇気のある方は自己責任でどうぞ。