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iPhoneに不要な空のアルバムが大量発生しているのを見つけて、頑張って一括削除したお話


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iOS12になってからiPhoneの写真を参照するアプリの起動が遅いなぁとずっと困っていました。Twitter等をみても同様の不具合の報告をしている人が見つからず、私が困っているアプリも昔から使い続けているものが多いので、てっきり当該のアプリが皆んな揃ってiOS12にまだ最適化されていなからだと勝手に思い込んで自然に受け入れてこれまでを過ごしてきました。しかし先日意外なところに原因を見つけ、解決することができたのでその顛末を簡単に記録しておきます。



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写真が開かない

「カメラロールから写真を選択して加工する」というよくある写真関係のアプリにおいてアプリから写真が呼び出されるまでの所要時間が異常に長いことに悩まされていました。上の動画はこれまで1秒もかからなかった写真を参照する処理(Select photoボタン押下)で15秒近くかかっている様子です。iOSの大型アップデートがあったあとは意外な不具合がありがちなので、身近なところに原因があるとは思っていませんでした。


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いま使っているiPhoneはXS。iOSのバージョンは最新の12.1です。12000枚ほど写真が保存されていますが、コレで写真の保存しすぎが原因と言われてしまっても困ります。もっとたくさん写真を保存している方はたくさんいるはずだし写真の保存しすぎが原因とは思えません。本体容量だけ見てもまだ200GBくらい空きがありますし、XSには512GBモデルもあるわけですからね。




犯人を見つけた

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灯台下暗しでしょうか、私にとっては意外なところに原因を見つけました。たまたま「写真」アプリ内の「アルバム」を全て表示させたところ、「Canon EOS M100」という名前の写真が1枚も保存されていないアルバムが大量に作成されていることに気づきました。証拠となるスクリーンショットを残していないのでここに示せませんが、AnyTransという端末管理ツールを使ってiPhone内のアルバム数を確認すると4000を超える数字が表示されていました。

ズラッと並び続ける「Canon EOS M100」をスクロールし続けた動画がこちら。恐ろしい数があるのがわかります。


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そもそもこの「Canon EOS M100」というアルバムは、キヤノンの対応カメラで撮影した画像をiPhoneに転送するためのアプリ「Canon Camera Connect」によって自動で作成されるものです。キヤノンのカメラから取り込んだ写真だけが自動で格納されます。本来であれば「アルバムが存在しなければ新規作成、存在すれば既存のアルバムに追加」といった動きをするはずですが、状況から察するに「毎回アルバムを新規作成しつつ、既存のアルバムに追加」という動きをしてしまっているようです。以前から使っていたアプリですが、写真の呼び出しが遅くなったのはiOS12になったあたりから。他にもアプリによって作られたアルバムは複数存在しますが、大量発生したのはこのアルバムだけ。大量発生を見つけてから何度か試していますが、必ずしもアルバムが作られるというわけではないようで、症状の発生条件までは特定できていません。

そもそもこの「Canon Camera Connect」はiOS12上でも動作しますが、現時点で公式に対応が表明されているのは「iOS 9.3/10.3/11.4」だけ。iOS12上でおかしなことがあっても、不自然ではありませんし、キヤノン的にも文句を言われる筋合いはないのでしょう。とはいえずっとこのままだと困ってしまうので、わかる限りの情報をまとめた障害報告メールをキヤノンに送りました。今後のアップデートに反映してもらえることを期待しています。それまでは使うたびにアルバムが作られていないかこまめに確認しておいたほうがよさそうです。



とりあえずアルバムを消したい


大量に作られてしまった不要なアルバムを消さないと快適なiPhoneライフは戻ってきません。なんとかして全て削除したいですよね。もちろん1つずつ手作業で消すこともできますが、前述の通り4000件ほど消さなくてはならないので途方もない時間がかかってしまいます。iOSにアルバムを複数選択する機能はなく、Macからまとめて削除する方法も見当たらないのでフォロワーさんのアドバイスをもとに「アクセシビリティ」の「スイッチコントロール」を使って、操作を半自動化することにしました。こちらの記事(『iPhoneを半自動化!連続する動作を単純化するスイッチコントロール活用術』- あなたのスイッチを押すブログ)を参考に、以下のように設定しました。「スイッチコントロール」はiOSに標準で用意されているもので、1つのタップで、事前に設定した「連続したタップ操作」を実行させることができる機能です。手順は以下の通り。


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設定 > 一般 > アクセシビリティと進みます。


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スイッチコントロール > スイッチ


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新しいスイッチを追加 > 画面


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フルスクリーン > タップ


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スイッチコントロールの画面に戻り、次は「レシピ」を選択。


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名前をつけて「スイッチを割り当てる」


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フルスクリーン > カスタムジェスチャ


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あとは自動化したいタップ操作を行い、iPhoneに記憶させます。上のタップは削除ボタンを押す動き、下のタップは削除確認のダイアログのボタンを押す動きです。位置はもちろんタイミングや順番もここで実演した通りに動くので、実際に動かしたい場面をよく研究してから登録しましょう。


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スイッチコントロールを有効にすると、その瞬間から1タップごとに設定したレシピ通りの動きをしてしまうので、必要な画面にたどり着いてから有効にするためにアクセシビリティのショートカットにスイッチコントロールを割り振る必要があります。今回でいうとアルバムを全て表示させて編集ボタンを押した後にスイッチコントロールが起動してほしいわけです。ショートカットに割り振ればサイドボタン(またはホームボタン)を3回連続で押すことで呼び出すことができるようになります。



いざ削除へ

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アルバム一覧画面で「編集」を押し、削除ができる状態にしたらサイドボタンを3回押してスイッチコントロールを起動します。スイッチコントロール起動中に画面に触れると、1タップにつき1回分の連続したタッチ操作が自動で行われます。さっき登録した場所がちょうどよくタップしたい場所に重なっているのが右の画像でわかりますね。10回連打すれば10ループしますし、登録時に操作を2度繰り返す動きを登録してあれば10回連打で20回ループします。完全自動化とはいきませんがかなり手間が減ったのはわかると思います。

実際に自動でアルバム削除が繰り返されている様子を撮影した動画がこちら。試行錯誤を重ねたので上のスクリーンショットとタップしている場所が違いますが、設定や使っている機能は同じです。画面を消すと中断されてしまうので、自動ロック機能は解除しておきましょう。また通知等で画面が変わったり表示がずれるとタッチ位置が変わりとんでも無い誤作動を引き起こす可能性があります。今回のアルバム削除のように長時間連続で作業する場合は機内モードに入れておくのが安心かなと思います。



無事解決

あとは自動での削除が終わるのをじっと待ち、すべての不要なアルバムの削除が先ほど成功しました。写真が写り込んでしまうのを防ぐために画面遷移する瞬間を写してないのでわかりにくい動画ではありますが、映像が切れるタイミングを写真の表示が始まるタイミングだとご理解ください。冒頭の15秒近く待たされていたあの頃の面影は全くありません。このiWatermarkProも使用頻度のすごく高いアプリなので、これが快適に動いてくれることはとても嬉しいことです。本当に良かった。


この解決にたどり着くまでに情報をくださった皆さん、情報募集のために拡散してくださった皆さん、本当にありがとうございました。


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