【新商品レビュー】トミカ 日産 GT-R トミカ50周年記念仕様 designed by NISSAN
tadatchi

今日発売のトミカの新商品「日産 GT-R トミカ50周年記念仕様 designed by NISSAN」をご紹介。

「シビック TYPE R」・「GRスープラ」と続いてリリースされてきた、自動車メーカーとの共同開発50周年記念プロジェクト「designed by」シリーズの第3弾で、シリーズのラストにあたる「日産 GT-R (R35)」が登場しました。

他社同様に社内コンペで選ばれたデザインだそうですが、見てすぐ誰もが気づく通り、いまもなお伝説的人気を誇る「シルエットフォーミュラ」仕様の「スカイラインターボ」のカラーリングをオマージュしたデザインです。当時トミカがスポンサードしていたレーシングカーであり、現在のトミカプレミアムにもこのカラーリングのスカイラインターボがラインナップされているということで、非常にセンスのいいチョイスになっているんではないかなと思います。シビックは無限風、スープラはGR風のデザインでメーカーらしさを出してはいますが、「自動車メーカーがデザインしたトミカ」という商品コンセプトにおいては、3車種のなかで最もその長所を活かして作られたトミカではないかと思います。これは素直にカッコいいし発売をずっと楽しみにしていました。

ベースとなっているトミカの金型は2017年モデルの方のR35 GT-Rです。スーパーシルエットのあのカラーリングを活かしつつ、随所の表記をR35の仕様にあわせたり、ゼッケンをトミカ50周年記念ロゴに置き換えるなど全体的に非常にセンスよくまとめられています。

後ろから。ナンバープレート部分には白い「NISSAN」のロゴプレートが取り付けられています。日産バッチの下にトミカ50周年ロゴが入っているのも個人的に好きなポイントです。パッケージや公式サイトに書かれた長谷川デザイナーのコメントを読んで気付きましたが、R35は「スカイラインを名乗らなかったGT-R」であり、R30は「GT-Rを名乗らなかったスカイライン」なので、このカラーリングのトミカを作ることによって間接的に2つのビックネームがコラボを果たすことにもなりました。そう考えると本当に夢の詰まった1台ですね。すごく面白くて素敵なトミカだと思います。


俯瞰して。ルーフには大きくトミカ50周年のロゴが描かれています。ボンネットには「NISSAN」ロゴが入り、リアウイングには「TOMICA」ロゴが描かれています。夢のコラボレーション感が満載な仕上がりです。コンペで使用された図が北米仕様のGT-Rを基にしていたからか、サイドマーカーが珍しくオレンジで塗られているのもさりげない注目ポイント。実車化は日本仕様ベースでやっているので、オレンジのサイドマーカーがついているのはトミカだけの特徴になります。

左右ドア開閉ギミック。


随所をアップで。特にリアフェンダー部分にさりげなく書かれたメッセージはとっても粋です。

裏側。



パッケージ。


50周年を記念した自動車メーカーコラボトミカ3種がこれで全て出揃いました。せっかくなので集合して記念撮影。いずれもそれぞれのメーカーがそれぞれの解釈で、それぞれらしくトミカに情熱を向けてデザインしてくれた3台です。デザインの好き嫌いは個々に分かれるだろうとおもいますが、50周年を記念して、自動車メーカーがここまで全面協力してくれるのは50周年を迎えた国産のミニカーブランドである「トミカ」だからこそだと思います。今年は記念イベントやトミカ博などが次々と中止になったり、トミカショップが異例の休店をしたり、発売延期が多々起きるなど、トミカファンとしては寂しい50周年記念イヤーになってしまったので、この3台が手元に並ぶだけでも十分ありがたく感じられます。継続販売されるトミカではないようなので、気になっている方はどうぞお見逃しなくゲットしてあげてください。
日産 GT-R
メーカー : タカラトミー
ブランド : トミカ
識別番号 : 49048108196791
スケール : 1/62
ギミック : サスペンション/左右ドア開閉
入手状態 : 新品
発売年月 : 2020年8月
納車年月 : 2020年8月
標準価格 : 800円+tax
入手価格 : 800円+tax
記事分類 : 新商品レビュー
※上記情報は参考程度にお楽しみください。
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